当社は1970年に創業以来、自動車関連部品の溶接加工を中心に事業を展開してまいりました。現在は、金属プレス加工・溶接・組立・検査を主軸とし、加えて半導体、医薬機器、アミューズメント、ヘルスケア関連製品など、幅広い分野の精密部品製作を手がけています。自動車部品用のTRF金型(最大3,000t対応)やPRG金型(最大800t対応)を自社設計・製作できる体制を備え、金型設計から量産までの一貫生産体制を強みとしています。また、自社開発の自動画像検査装置により、月産数十万〜数百万個の検査に対応し、高い品質保証を実現しています。
最大の特徴は、多様な業種に対応できる柔軟な生産体制と、国内外ネットワークを活かした最適生産提案力です。群馬県高崎市を拠点に、中国・深圳に関連会社を3社展開し、協業によるワンストップ体制を確立しています。これにより、切削・板金・プレスなどの多様な加工を統合し、「最適化された生産プロセス」を提案できる点が大きな強みです。さらに、R&D事業部を中心に生成AIや非破壊検査技術を活用した研究開発を推進。品質検査や生産プロセスの自動化を進め、技術革新による「見える品質管理」を実現しています。
現在は、スマートファクトリー化・省力化機器開発・環境負荷低減の3本柱に注力しています。自社開発の画像検査装置を活用し、従来の人手検査から自動検査へと移行。さらに、生産設備の自動化を推進し、省力化と生産効率の両立を図っています。また、SDGs宣言企業として、自家消費型太陽光発電システム(135kW)や全館LED化を実施。新社屋はBELS認証(ZEB対応)を取得し、環境に優しい持続可能な生産体制を構築しています。
企業理念に掲げる「人づくり・ものづくりを通じイノベーションを進め、社会に、お客様に必要とされる企業を創造する」のもと、社員一人ひとりが誇りを持って働ける企業を目指しています。今後は、AI技術を活用した品質管理や生産効率のさらなる向上を進めるとともに、若手技術者の育成と地域社会への貢献を両立し、「提案型ものづくり企業」として成長を続けていきます。
ものづくり企業として、地域に根差した連携や人的交流を大切にしたいという思いから、高崎プレス工業協同組合に加入しました。昭和32年に設立された本組合は、相互扶助と共存共栄の精神のもと活動する約50社で構成されており、当社もその一員として、技術力の向上と地域産業の発展に貢献したいと考えています。
特に印象的なのは、教育部会で開催される企業見学会や技術勉強会です。異業種・同業種問わず他社の現場を見ることで、自社の改善点や新しい発想を得ることができ、大変刺激になります。また、親睦部会の家族旅行やボウリング大会では、組合員同士の親睦が深まり、企業を超えた温かい交流の場となっています。
主に情報共有と人材育成の場として活用しています。勉強会や講演会では、経営や技術、労務など多方面のテーマを学ぶことができ、日々の業務改善にも役立っています。また、他社の経営者や現場担当者と意見交換を行うことで、経営視点・技術視点の双方で成長のヒントを得ています。
組合を通じて築いたネットワークから、新しい取引や協業の機会が生まれたことは大きな成果です。また、若手社員にとっても組合活動への参加は良い刺激となり、社外での学びや人との出会いがモチベーション向上につながっています。このような交流が、結果的に会社全体の活性化にも寄与していると感じます。
業種や規模を超えた企業同士のつながりを通じて、「地域全体で支え合うものづくり」の意識がより強まりました。自社単独では得られない視点やノウハウを共有し合うことで、互いの強みを活かし、弱点を補い合う関係性が築かれています。これは、当社の「提案型ものづくり」の姿勢にも通じる学びとなっています。
今後は、若手技術者や次世代リーダーの育成・交流の機会をさらに拡充していければと思います。また、各社の技術や製品を発信する場を増やし、組合としてのブランド力を高める取り組みにも期待しています。高崎地域から日本全国、そして海外へと発信できる「開かれた組合」へと発展していくことを願っています。